種別 | 脇差 | 国 | 摂津 |
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時代 | 江戸時代後期 | ||
法量 | 長さ:50.3cm(1尺6寸5分5厘) 反り:1.0cm 元幅:3.18cm 先幅:2.46cm 元重:0.73cm |
附 | 藤代正真鑑定書 銀無垢一重はばき 白鞘 兵庫県登録:昭和26年8月28日交付 |
銘文 | 尾崎長門守藤原助隆 享和二年二月日 |
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説明 | 尾崎助隆は大坂新々刀を代表する刀工で、作風は小板目肌がよく詰んだ鍛えに、助広風の濤瀾刃を得意とし、匂深く小沸よくつき、匂口が明るく冴えたものです。また、新々刀期の初期においては、全国的に助広写しの濤瀾刃が流行しましたが、これは当時の鑑定家であった鎌田魚妙が助広を新刀第一等の名工と賞賛したことから、多くの刀工達がその作風に倣ったものと思われ、水心子正秀一門などは、やがて備前伝・相州伝などの古刀名作の復古に努力するようになってゆくが、助隆だけは終始、一貫して助広写しに徹しています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく。刃文は華やかな大互の目乱れに足・葉入り、僅かに飛焼交じり、匂深く小沸よくつき、匂口明るく冴えた作品です。 |
申込用紙を印刷してご記入の上、 086-420-0066までFAXして頂く事でご契約となります。 |
クオリティランク | 自己採点を表示しています。 【刀身の健全度・研磨の状態・白鞘 はばきなどの装備品など】総合的に採点しました。 マイナス点はコメントを参照して下さい。 ランク5 ~ ランク10 【ランク5~10 段階で商品のクオリティーを評価しています。】 |
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コメント | 大坂新々刀の代表刀工「尾崎助隆」の脇差のご紹介です。本作は大互の目主体に大きく乱れた湾調の出来を示し、腰元に三日月の飛焼きを交えた意匠を凝らした尾崎助隆の優品の一振りです。茎に若干の錆がでていますが大きく美観を損なう範疇のものでは御座いません。 地刃共に健全。 |