種別 | 刀 | 国 | 薩摩 |
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時代 | 江戸時代後期 | ||
法量 | 長さ:71.2cm 反り:2.2cm 元幅:3.23cm 先幅:2.50cm 元重:0.73cm |
附 | 第49回重要刀剣指定 金着せ二重はばき 白鞘 |
銘文 | 伯耆守平朝臣正幸 文化十一年戌二月八十二歳造 |
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説明 | 伯耆守正幸は、二代目伊地知正良の子で俗名を伊地知次右衛門といい、仲蔵、平覚とも称しました。享保十八年に生まれ、父である正良に鍛刀の技を学び、三代目を継いで初銘を正良と名乗ります。天明四年に薩摩藩工に命じられ、寛政元年には伯耆守を受領して名を正幸と改め、正良の銘を嫡男に譲りました。翌年の正月頃、朝臣と銘を切る事を許され、
文政元年に当時でも長命な八十六歳で歿しました。 薩摩新々刀鍛冶の中では奥元平と双璧の著名刀工です。 |
申込用紙を印刷してご記入の上、 086-420-0066までFAXして頂く事でご契約となります。 |
クオリティランク | 自己採点を表示しています。 【刀身の健全度・研磨の状態・白鞘 はばきなどの装備品など】総合的に採点しました。 マイナス点はコメントを参照して下さい。 ランク5 ~ ランク10 【ランク5~10 段階で商品のクオリティーを評価しています。】 |
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コメント | 本作は、身幅が広く、重ね厚く、切先が延びた、頑丈な造込みに元先の幅差がつき、先反りのついた同工特有の体配を示しています。刃文は、互の目乱れに小湾れ・小互の目・尖り刃が交じり、足入り、匂深く、沸厚くつき、荒めの沸を交え、砂流しかかり、金筋や沸筋入り、上半には湯走り風を交えるなど、同工の特色がよく顕現されています。地鉄鍛えは、板目肌に杢目交じり、総体によく詰み、地沸厚くつき、処々に荒めの沸交え、地景風の黒い変りがねが入るなど、よく練れた鍛えを示し、地・刃・茎が健全で状態の良い正幸晩年の一口です。 地刃共に健全。 |