種別 | 太刀 | 国 | 備前 |
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時代 | 鎌倉時代中期 | ||
法量 | 長さ:73.1cm(2尺4寸1分) 反り:3.0cm 元幅:2.89cm 先幅:1.62cm 元重:0.58cm |
附 | 重要刀剣 金着せ一重太刀はばき 金梨子地一ッ巴紋蒔絵鞘糸巻太刀拵 白鞘 三重県登録:昭和26年3月5日交付 |
銘文 | 無銘 一文字 |
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説明 | 一文字派は鎌倉時代初期に興った流派で、福岡・吉岡・片山・岩戸などの地で繁栄し、多くの名工を輩出しています。福岡一文字派は鎌倉時代初期から中期にかけて、吉岡一文字派は中期以降大いに繁栄しています。その初期の作は古一文字と呼称され、古備前風が残った細身の小切先となった優美な姿に、刃文は直刃調に小丁子・小乱れ交じりの古雅味を呈したものが多いが、中期に至って助真・吉房・則房等の名工が地に映りが強調された華やかな丁子乱れを焼いています。 本作は、ほぼ生茎で腰反り高く踏ん張りのある太刀姿は鎌倉時代時代中期を下らぬもので、小板目肌がよく詰んだ潤いある鍛えに地沸厚くつき、鮮やかに乱れ映り立つ。刃文は逆がかった丁子乱れに足・葉よく入り、美と技の調和を見事に示した名作です。 |
クオリティランク | 自己採点を表示しています。 【刀身の健全度・研磨の状態・白鞘 はばきなどの装備品など】総合的に採点しました。 マイナス点はコメントを参照して下さい。 ランク5 ~ ランク10 【ランク5~10 段階で商品のクオリティーを評価しています。】 |
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コメント | 太刀 福岡一文字のご紹介です。吉房或いは則房の作と考えられます。概ね生ぶな体配を保持しており、精良な地鉄には極上の玉鋼を使い、刃文には備前一文字の一流刀工の卓越した技量を堪能できます。附属の太刀拵は仙台一関藩田村家の家紋「一つ巴紋」の一作金具・家紋蒔絵が施され伝来のよさを感じます。地刃共に健全。 |