種別 | 脇差 | 国 | 武蔵 |
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時代 | 江戸時代後期 | ||
法量 | 長さ:45.1cm(1尺4寸9分弱) 反り:1.0cm 元幅:3.34cm 先幅:2.96cm 元重:0.88cm |
附 | 特別保存刀剣 金鍍金一重はばき 白鞘 東京都登録:平成3年12月10日交付 |
銘文 | 荘司筑前大慶直胤(花押) 文政六年仲秋 |
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説明 | 大慶直胤は安永七年に出羽国山形に生まれ、寛政十年頃江戸に出て同郷の先輩である水心子正秀の門人となりました。さらに正秀の世話で館林藩主秋元家に正秀と共に仕え、文政五年頃に筑前大掾、嘉永元年には美濃守を受領した新々刀期屈指の名工です。彼は各地を巡って鍛刀しており、作刀に鍛刀地の地名を刻印するものが多く、判明しているものだけで十六ヶ所を数えています。 本作は、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は変化に富んだ互の目丁子刃、匂深く小沸よくつき、足・葉よく入り、飛焼僅かにかかり、匂口明るく冴えた一振りです。 |
クオリティランク | 自己採点を表示しています。 【刀身の健全度・研磨の状態・白鞘 はばきなどの装備品など】総合的に採点しました。 マイナス点はコメントを参照して下さい。 ランク5 ~ ランク10 【ランク5~10 段階で商品のクオリティーを評価しています。】 |
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コメント | 新々刀期屈指の名工、大慶直胤の脇差をご紹介いたします。 身幅広く、重ねの厚い大切先となった豪壮な体配が好ましく、潤いある精美な地鉄鍛え、明るく冴えた刃文、全てにおいて直胤の高度な技量と見所を示しており、本工の最高傑作といえる一振りです。 地刃共に健全。 |