種別 | 刀 | 国 | 摂津 |
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時代 | 江戸時代後期 | ||
法量 | 長さ71.2cm(2尺3寸5分) 反り:1.8cm 元幅:3.11cm 先幅:2.43cm 元重:0.65cm |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 愛媛県登録:昭和57年3月17日交付 |
銘文 | 尾崎長門守藤原朝臣助隆 亨和元年八月日 |
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説明 | 尾崎助隆は大坂新々刀を代表する刀工で、小板目肌が細かく詰んだ鍛えに助広風の濤瀾刃を最も得意としています。また、新々刀期の初期においては、全国的に助広写しの濤瀾刃が流行しましたが、これは当時の鑑定家であった鎌田魚妙が助広を新刀期屈指の名工と賞賛したことから、多くの刀工達がその作風に倣ったものと思われます。尚、水心子正秀一門などは、やがて備前伝・相州伝などの古名作の復古に尽力を注ぎますが、助隆だけは終始一貫して助広写しに徹しています。 本作は、小板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は濤瀾風の大互の目乱れに足太くよく入り、匂深く小沸よくつき、地刃共に明るく冴えた一振りです。 |
クオリティランク | 自己採点を表示しています。 【刀身の健全度・研磨の状態・白鞘 はばきなどの装備品など】総合的に採点しました。 マイナス点はコメントを参照して下さい。 ランク5 ~ ランク10 【ランク5~10 段階で商品のクオリティーを評価しています。】 |
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コメント | 新々刀期における津田助広写しの第一人者、尾崎助隆の優品をご紹介いたします。匂口明るく冴えた濤瀾風の大互の目乱れは、助広に迫る程の出来映えを見せており、本工の高度な技量と見所を存分に示しています。 地刃共に健全。 |